C-2 | 中級編
マリオットBonvoy経由マイル変換 完全攻略
60,000pt一括変換でボーナス5,000マイル【2026年最新】
ANA・JAL・KrisFlyer全対応の「ハブポイント」で目的地が決まってから航空会社を選ぶ戦略
📌 この記事でわかること
- マリオットBonvoyが「ハブポイント」と呼ばれる理由と陸マイラーにとっての戦略的意義
- 60,000pt一括変換→25,000マイルの計算式と実質交換レート(41.67%)の仕組み
- ANA・JAL・KrisFlyer、どの航空会社に変換すべきかの選択基準
- ユナイテッド航空への変換だけ有利な理由(50%)と使いどころ
- マリオットポイントの主な貯め方3ルート
- 移行期間・有効期限など押さえておきたい注意事項
① マリオットBonvoyが「ハブポイント」である理由
「ハブポイント」とは、特定の航空会社のマイルに決め打ちせず、後から好きな航空会社を選んで移行できる中継地点となるポイントのことです。マリオットBonvoyはその代表格です。
通常のポイントサイト→マイル交換は「今月モッピーでANAマイルに換える」というように、交換する段階で航空会社を確定しなければなりません。一方、マリオットポイントに集約しておけば、ANA・JAL・KrisFlyer(シンガポール航空)を含む約40社のマイルに、必要なタイミングで転換できます。
プログラム名
Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)
運営
マリオット・インターナショナル(世界9,000軒超のホテルグループ)
マイル変換先
ANA・JAL・KrisFlyer・ユナイテッド・ブリティッシュエアウェイズなど約40社以上
基本交換レート
3マリオットpt → 1マイル(33.3%)
60,000pt一括
60,000pt → 25,000マイル(実質41.67%)
ポイント有効期限
24ヶ月間アクティビティ(獲得・使用など)がない場合に失効
💡 「後から選べる」ことの価値
特典航空券は「必要マイル数が揃ってから予約する」のが鉄則です。マリオットポイントとして積み上げておけば、
目標が変わっても(ANA→KrisFlyer等)切り替えが可能です。また改悪が起きた場合に有利な別プログラムを選び直すことができます。
② 60,000pt一括変換の法則:計算で理解する
マリオットBonvoyには「60,000ポイントを一度に移行するごとに5,000ボーナスマイルが付与される」というルールがあります。これが実質交換レートを大きく引き上げる仕組みです。
60,000pt一括変換の計算フロー
60,000pt 移行申請
→
20,000マイル(3:1基本)
+
5,000マイル ボーナス
※ボーナスマイルは60,000pt移行ごとに1回付与。移行は1回の申請で最大240,000pt(4バッチ)まで可能
合計受取マイル:20,000 + 5,000 = 25,000マイル
60,000pt → 25,000マイル
実質レート:25,000 ÷ 60,000 = 41.67%(3:1基本の33.3%から8pt強化)
⚠️ 60,000pt未満はボーナスなし・33.3%のまま
59,999pt以下の移行ではボーナスマイルは付与されず、3:1(33.3%)の基本レートのみが適用されます。必ず
60,000pt単位でまとめて移行することがマリオットルートを最大限に活かす条件です。
③ ANA・JAL・KrisFlyer:どの航空会社に変換すべきか
ANA・JAL・KrisFlyer(シンガポール航空)はいずれも同じ3:1レート・5,000ボーナスマイル(60,000pt一括時)で移行できます。比較のポイントは「交換レートの差」ではなく「どの特典航空券を目指しているか」です。
ANA マイレージクラブ
41.67%
60,000pt → 25,000マイル
ANA国際線・提携便に使いやすい。2025年6月から片道発券も可能に
JAL マイレージバンク
41.67%
60,000pt → 25,000マイル
JAL国際線・oneworld路線向け。国内線特典も使いやすい
KrisFlyer(SIA)
41.67%
60,000pt → 25,000マイル
SIA自社便HND→SINに最適。燃油サーチャージ0円の強み
目標ルート別・おすすめ移行先
ANA国際線
全般
ANA Mileage Club。ANA便ならANA自社マイルでの予約が最もスムーズで取りやすい
JAL・oneworld
路線
JAL Mileage Bank。JAL便やCathay Pacificなどoneworld加盟航空会社の特典に向く
戦略がまだ
決まっていない
マリオットポイントのまま保有。目標が決まったタイミングで最適な航空会社へ移行するのが得策
④ ユナイテッド航空(UA)への移行だけ特別:同条件で50%
多くの航空会社は60,000ptで5,000ボーナスマイルですが、ユナイテッド航空(United MileagePlus)だけは例外で10,000ボーナスマイルが付与されます。
✈ ユナイテッド航空(United MileagePlus)の特例ボーナス
60,000pt → 20,000マイル(基本)+
10,000マイル(ボーナス) =
30,000マイル実質レート:30,000 ÷ 60,000 =
50%(他社比較で+8.3%)
ただしユナイテッドは2023年に特典航空券チャートを廃止し完全動的プライシングに移行しています。「多くのマイルを得ても取りたいフライトが取れない・高い」というリスクがあるため、
UAマイルに精通した上で使うべき選択肢です。
⑤ マリオットポイントの貯め方:3つのルート
✅ 宿泊×カード×ポイントサイトの合わせ技
マリオットの強みは「
宿泊でも、クレカ利用でも、ポイントサイト経由でも」ポイントを積み上げられる多様性です。どれか一本だけではなく、出張や旅行での宿泊にマリオットを選ぶ+ポイントサイト案件という複合積み上げが効率的です。
⑥ 注意事項・デメリット
- ⏱ 移行に約2週間かかる:ANA公式によるとマリオット→ANAの移行には「約2週間」を要します。特典航空券の予約直前に移行しても間に合わない場合があります。予約を計画する2〜3週間前に移行申請を行いましょう。
- ⏰ 移行申請は48時間以上間隔が必要:同一プログラムへの連続移行には48時間(2日間)の間隔が必要です。複数バッチを分けて移行する場合は日程に余裕を持ちましょう。
- 📅 ポイント有効期限:24ヶ月間のアクティビティ不要で失効:宿泊・カード利用・マイル移行などのアクティビティが24ヶ月間ない場合、保有ポイントがすべて失効します。マリオット提携カードを保有・利用するか、定期的に少額でも積算することで有効期限が延長されます。
- ↩ マイルへの移行は一方通行:マリオットポイントをマイルに変換した後、マイルをマリオットポイントに戻すことはできません。移行先の航空会社とマイル数は慎重に決めてから申請してください。
- 🔢 最大1回240,000pt・60,000pt単位:1回の申請で最大240,000pt(60,000pt×4バッチ分)まで移行できます。それ以上の場合は翌日以降に分けて申請します。
実践:家族3名でHND↔SINビジネスクラスを目指す場合(往復)
プランA:往復ビジネスクラス(理想形)
🧮 KrisFlyer Saver ビジネス 羽田↔シンガポール 往復・3名
1人あたり往復
54,500マイル(行き)+ 54,500マイル(帰り)= 109,000マイル/人
※2025年11月1日改定後 Saver チャート(Zone 7↔Zone 1)。KrisFlyer公式でご確認ください
3名合計マイル
109,000 × 3名 = 327,000 KrisFlyer マイル
必要バッチ数
327,000 ÷ 25,000 = 13.08 → 14バッチ(840,000pt)必要
(14バッチで350,000マイル取得。余剰23,000マイルは次回に充当)
⚠️ 84万ptは相当な長期積み上げが前提
カード入会ボーナス(最大95,000pt)を複数枚活用しても、残り745,000ptを宿泊や案件で積み上げる必要があります。2〜3年以上の計画的な積み立てを前提とした、あくまで目標として据えるプランです。また、2026年現在KrisFlyerのSaver席は取りにくい状況が続いており、Advantage席(80,500マイル×2×3名=483,000マイル)を想定した場合はさらにマイルが必要になります。
プランB:往路ビジネス+復路エコノミー(現実的な代替案)
🧮 往路 Saver ビジネス + 復路 Saver エコノミー・3名
1人あたり合計
往路ビジネス 54,500マイル + 復路エコノミー 25,500マイル = 80,000マイル/人
3名合計マイル
80,000 × 3名 = 240,000 KrisFlyer マイル
必要バッチ数
240,000 ÷ 25,000 = 9.6 → 10バッチ(600,000pt)必要
✅ プランBが現実的な理由
「行きだけビジネスクラスで非日常を楽しみ、帰りは節約」は、ポイントを効率よく使いながら体験の満足度を最大化する現実的な選択肢です。往路のビジネスクラスに必要な54,500マイル/人が確保できれば発券でき、復路エコノミー(25,500マイル)はその後に追加積み立てで対応できます。まずは往路分(163,500マイル=7バッチ相当)を目標にするとゴールが見えやすくなります。
主な積み上げ方法
① マリオット宿泊(出張・旅行をマリオット系列で)
② マリオットBonvoyアメックスの入会ボーナス活用
③ ポイントサイト経由(モッピー76.9% / ハピタス66%〈2025年4月改悪〉)
📝 まとめ:マリオットBonvoyをどう位置づけるか
- マリオットBonvoyは「後から航空会社を選べるハブポイント」として機能する。ANA・JAL・KrisFlyer(SIA)全対応
- 60,000pt一括移行で5,000ボーナスマイル付与。25,000マイル取得で実質41.67%(基本33.3%から強化)
- ANA・JAL・KrisFlyer はすべて同レート(41.67%)。選択基準は「目標の特典航空券がどれか」で決める
- ユナイテッド航空のみ例外で10,000ボーナスマイル(50%相当)だが、動的プライシングのリスクに注意
- シミュレーション(往復前提):Saver Business 往復3名で327,000マイル=14バッチ(840,000pt)。現実的代替は往路BC+復路ECY=240,000マイル(10バッチ・600,000pt)
- 移行は約2週間かかる。予約の2〜3週間前に申請する習慣を。ポイント有効期限は24ヶ月のアクティビティで更新